【階級別】リーダーシップ研修の特徴とは?おもな目的も紹介

働き方改革をはじめとする労働環境の変化で、人材の育成に力を入れる企業が増えています。この変化により注目を集めているのが、人材を育成するリーダーに欠かせない知識などを教育する「リーダーシップ研修」です。 そこで、こちらの記事では階級別のリーダーシップ研修の特徴や目的について詳しく紹介します。


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階級別リーダーシップ研修の特徴

リーダーシップ研修とは、リーダーシップを発揮する必要がある人材に対して行われる研修です。研修を通じてリーダーを育成することで、目標達成力や組織力の向上につなげます。

また、リーダーシップ研修は対象者によって研修内容が異なります。
階級別のリーダーシップ研修の特徴を詳しく見ていきましょう。

管理職向けリーダーシップ研修の特徴

新しく管理職になった従業員に対し、リーダーの役割や求められるものなどを理解してもらうために行われることが多い研修です。

ただし、すでに管理職に就いているものの、リーダーとして自信を持てない方や、リーダーシップ能力について今一度理解が必要だと判断された方に対して行われるケースもあります。そのため、幅広い世代に対して行われる研修といえるでしょう。

中堅社員向けリーダーシップ研修の特徴

次期管理職候補や、今後管理職を任せたいと考えている人材に対して行われる研修です。管理職向けリーダーシップ研修は管理職になった方への研修であるのに対して、中堅社員向けリーダーシップ研修は、早期リーダー育成を目指す際に実施される研修といえます。

早期に育成することで、万が一リーダーが退職したとしても次の人材が育っているため、生産性を維持することを期待できます。

次世代リーダー向けリーダーシップ研修の特徴

次世代リーダーとは、将来の経営者や経営幹部候補のことを指します。近年、若手社員から次世代リーダー候補を選出して、リーダーシップ研修を受けさせる企業は増加傾向にあります。

研修によって若手を育成し、経営の重要ポジションに若手を据えるのが狙いです。近年「人への投資」が注目を浴びていることから、この流れは加速していきます。よって、今後は次世代リーダー向けリーダーシップ研修を実施する企業は増加していくでしょう。

リーダーシップ研修の目的は大きく3つ

リーダーシップ研修の目的は大きく分けて以下の3つが挙げられます。

・リーダーとしての役割を認識すること
・リーダーに必要な能力を育成すること
・リーダーシップを理解すること

どれもリーダーとして心得ておくべきものばかりです。ここでは、目的ごとの詳しい内容についてみていきましょう。

1.リーダーとしての役割を認識すること

リーダーシップ研修の目的は、リーダーとしての役割を認識させることです。まず、リーダーは統括する業務において成果が求められます。

成果を出すためにはチームで目指すものを示す「ビジョン」を明確にしておかなければなりません。ビジョンを明確にすることで自分自身や部下が迷ったときの指針となり、取り組むべきことが明らかになるため、成果につなげやすくなります。

また、リーダーは成果を出すために正しい戦略を立て、部下を導いていく役割も担います。その戦略で良いのか振り返り、必要に応じて戦略を見直し、軌道修正すべきか適宜判断することも重要です。

そして、リーダーには強い意志決定能力や的確な判断力、実行力が求められます。部下やメンバーと上手にコミュニケーションを図りながら、部下への指導・育成をすることもリーダーの大事な役割です。

2.リーダーに必要な能力を育成すること

リーダーに必要な能力を育成することも、リーダーシップ研修の目的です。部下を上手く育成するには、部下を指導するティーチングスキルや、部下の声を聞きしっかりと認めてあげるコーチング能力が欠かせません。

ティーチングやコーチング能力の根幹となるのがコミュニケーション能力です。円滑なコミュニケーションを実施していくためにも、両方の能力を育成していく必要があります。

また、リーダーは成果を出すことも求められます。定めた目標を達成するためには進捗・情報・コスト管理を行いながら、メンバーに発破をかけチーム全体を良い雰囲気へと導く、マネジメント能力も必要です。

リーダーに求められる能力については、以下の記事で必要な要素や人間力の磨き方を解説しています。こちらの記事も参考にご覧ください。

【管理職必見】リーダーに必要な人間力を磨く方法

3.リーダーシップを理解すること

リーダーシップについて理解することも、リーダーシップ研修の目的です。リーダーシップには、カリスマ型や変革型などさまざまなタイプがあります。

リーダーは部下や他部署との連携を図りながら、プロジェクトやミッションをこなしていく必要があるため、一般社員とは働き方や求められているものが異なります。リーダー本人がプレイヤーとして動かず、自分自身の特性を認識して、強みを活かしながらマネジメントしていくことが求められます。

リーダーの役割とその理由については別記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

チームリーダーになったら知っておきたい課題と対策について

リーダーシップの強化をサポートするTBLの企業研修

株式会社東京・ビジネス・ラボラトリー(TBL)は、心理学を活用し産業界をメンタル面でサポートしている企業です。研修やセミナーだけでなく、ストレスチェックの実施や心理カウンセリングなども行っています。

それぞれの詳しい内容をみていきましょう。

TBLが育成のサポートをする自立型人材とは

成長市場や規模拡大などが主だった20世紀と違い、21世紀では非成長市場でビジネスの維持性や社会的な存在価値が企業に求められるようになりました。

その結果、現代では時代の変革と成長を担うリーダーシップを持った自立型人材が求められています。自立型人材の特徴としては主に以下が挙げられます。

・自分から仕事を作り出し目標を明確にできる
・向上心を持って自分からスキルアップを図れる
・判断力を養い、指示がなくても動ける

自立型人材は高い目的意識とビジョンに対するコミットメントを重視するため、企業に依存することなく、自らが企業をけん引しようとします。TBLでは研修やセミナーを通じて、自立型人材の育成サポートを実施しています。

TBLの研修・セミナー内容

TBLでは、20代や30代、40代などの世代別だけでなく、リーダーや中間管理職、経営層といった階級別の課題に合わせたコンテンツを提供しています。また、事業規模やメンタル状況によって内容をカスタマイズしているため、企業課題に合わせたオリジナル研修を提案いたします。

人材育成に力を入れて組織変革を行いたい場合や、自立した人材を育成して生産性向上を図りたい場合は、ぜひ東京・ビジネス・ラボラトリー(TBL)にご相談ください。

まとめ

リーダーシップ研修は管理職が理解しておくべき内容を学べる研修です。管理職になると自分の業務だけでなく、統括する業務での成果が求められるほか、成果を達成するために部下や他部署との連携を図る必要があります。

そのためにも、管理職はリーダーシップやリーダーの役割について深く理解しておかなければなりません。

リーダーシップ研修は、管理職における自分の役割を正しく認識し、さらにはチームメンバーの能力を引き出すためのスキルの向上に役立つでしょう。

ただし、リーダーシップ 研修を自社だけで実施する場合、ノウハウの不足によって思ったとおりの効果を得られない可能性があります。そこで、専門的な知識やノウハウを持つ企業に依頼するのも有効な手段のひとつです。

社員の潜在能力を引き出し、より強靭な経営体質を目指すためにも、ぜひ一度企業課題に合わせたオリジナル研修を提供する東京・ビジネス・ラボラトリー(TBL)へお問い合わせください。