ストレスマネジメントとは?得られる効果と具体的なやり方を解説

部下や従業員がストレスを受けて悩んでいると、職場の士気や業績も低下しがちです。人間関係も悪くなってしまうため、上司として、ストレスマネジメントのメソッドを取り入れてみてください。職場環境の改善が期待できます。 今回はストレスマネジメントの概要やメリット、具体的な取り組み方をご紹介していきます。


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ストレスマネジメントとは?

「ストレスマネジメント」とは、ストレスと向き合い、うまくコントロールすることです。

適度なストレスは良い緊張感を生むものの、強いストレスにさらされるとメンタルヘルスの不調を招く可能性があります。職場で長く、安定して働き続けるためにも、ストレスマネジメントの仕方を学ぶことは大切です。

ストレスマネジメントを実施するうえで重視すべきなのは、ストレスにさらされていることに自ら気付くことです。そしてストレスをやり過ごす方法を知り、実践していくようにしましょう。

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ストレス耐性が低い?ストレス反応や感じ方

ストレスマネジメントの手法を知る前に、ストレスについて詳しく解説していきます。

「ストレス」とは、外部から刺激を受けたときに、心身にかかる負担のことです。睡眠不足や体調不良、人間関係、仕事のプレッシャー、気温、大気汚染、花粉など、ストレスにはさまざまな要因があります。

ストレス反応にはどのようなものがある?

強いストレスを受けたときに心身に起きる変化は、「ストレス反応」と呼ばれています。

ストレス反応は、大きく3つに分類できます。ストレス反応は正常な現象ではあるものの、慢性化すると本格的な疾患に繋がるリスクがあるため、注意をしてください。

・身体的反応
不眠やだるさ、疲労、食欲不振、頭痛、肩こり、動機、めまい など

・心理的反応
集中力の低下やイライラ、不安感、落ち込み、投げやりになる など

・行動的反応
生活の乱れや過食、性欲減退、暴言暴力、作業能力低下 など

ストレスを感じやすい人・感じにくい人

実は、ストレスを感じやすい人もいれば、ストレスを感じにくい人もいます。ストレス耐性の高さは個人差が大きく、本人の性格などによって左右されるといわれています。

すべての人に当てはまるわけではないものの、競争心が強くまわりを気にする人、我慢をしてため込んでしまう人は、ストレスを感じやすい傾向があります。ストレスが高じたときに心身の不調に陥りやすいため、上司としてとくに注意して見守る必要があります。

逆にマイペースな性格の人は、比較的ストレスを感じにくく、ストレス耐性が高いといえます。感情表現が豊かでムードメーカーになりやすい人、オンオフの切り替えが上手で、職場で成果を出しやすい人です。

ストレス耐性を高めるためには?

性格だから仕方ないとあきらめている場合も、心理カウンセラーなど専門家に相談することで 、思考パターンを変えたり、感情のコントロールができるようになったりと、ストレス耐性を高めることは可能です。自己理解を深めることで、上手にストレスと付き合えるようになりましょう。 ストレス耐性を高めるため の方法として、 減点思考をやめることも効果的です。 物事を減点思考で考えていると、失敗した経験ばかりが増えてしまいます。

同じ結果であっても減点、加点の両方ができます。できなかったことではなく、できたことに目を向けてください。

生活リズムを整えることも、ストレス耐性を高めるのに役立ちます。規則正しい生活を心がけましょう。適度な運動や栄養バランスの食事で、ストレスに負けない強い身体を作ってください。

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ストレスマネジメントによって得られる効果

職場でストレスマネジメントを実践して、得られるメリットを紹介します。

社会人生活を送るなかで、ストレスを完全に排除することはできません。一人ひとりがストレスマネジメントを行うことで、うまくやり過ごすことが求められます。

従業員のメンタルヘルスが保たれる

職場にストレスマネジメントを取り入れることで、従業員のメンタルヘルスを良い状態で保つことが可能です。

ストレスマネジメントを実践することによって、従業員の一人ひとりが、自分の状態を正しく把握できるようになります。本格的な不調が起こる前に、早めに対処することで、重症化を防げるでしょう。

上手にストレスと向きあい、メンタル不調を防ぐことは、長く働き続けるうえでも重要です。ストレスマネジメントで従業員のメンタル不調を防ぐことは、仕事のミスを減らし、最大のパフォーマンスを引き出すのにも役立つため、企業にとっても一石二鳥です。

職場環境が改善される

従業員や部下がストレスマネジメントを実践することで、職場環境が改善される効果も期待できます。従業員がストレスにうまく対処できるようになると、職場全体が明るくなります。

ストレスが気にならないと、従業員は働きやすくなり、仕事に対してやる気がでます。仕事に集中して取り組めることが、生産性の向上にも繋がるでしょう。

ストレスマネジメントは、職場全体で取り組むことが大切です。ストレスに対するお互いの理解がすすむことで、職場内のコミュニケーションも取りやすくなり、部下の体調管理や部下が相談しやすい環境を整えられるようになります。

ストレスマネジメントの具体的な方法

それでは、職場にストレスマネジメントを取り入れる、具体的な方法を紹介します。

ストレスマネジメントは、「セルフモニタリング」と「ストレスコーピング」の2段階に分けてすすめるのが一般的です。

セルフモニタリング

ストレスマネジメントは、セルフモニタリングで自分自身を知ることから始めます。自分の体調や気分の変化を日々記録していくことで、自分がどういうときにストレスを感じるか、どのようなストレス反応が起こりやすいのかをチェックしましょう。

自分のストレス反応を客観的に分析することで、心に余裕が生まれる嬉しい効果も期待できます。

ストレスコーピングを用意する

次に、ストレスコーピングを用意し、ストレスやストレス反応の負担を減らします。対処法を習得することで、マネジメント力を高めましょう。

ストレスコーピングには3つの種類があり、それぞれアプローチの仕方が異なります。使えるコービングの種類を増やしておけば、幅広いストレスに対処できるのでおすすめです。

・問題焦点型コーピング
職場環境や仕事内容を調整するなど、ストレスに立ち向かうことで、直接的な解決を目指すアプローチです。

・情動焦点型コーピング
物事の良い面に注目する、誰かに愚痴を聞いてもらって感情を吐き出すなど、自分の気持ちや感じ方を調整し、ストレスの捉え方を変えてやわらげるアプローチです。

・ストレス解消型コーピング
自分なりのリフレッシュやストレス発散方法をとおして、受けたストレスそのものを解消するアプローチです。

東京ビジネスラボラトリーへ相談

職場の部下や従業員のためにストレスマネジメントを取り入れたいとお悩みなら、東京ビジネスラボラトリーへご相談ください。

東京ビジネスラボラトリーは、心理学を用いて、企業のメンタルサポートをお手伝いしています。ストレスチェックや心理カウンセリングなど、利用する企業ごとに最適なプログラムを提案します。

また従業員一人ひとりのパフォーマンスを引き出す、企業研修も実施しています。一般の社員向けだけでなく、管理職の方向け、経営者向けの研修も行っているため、部下への接し方に悩む管理職の方にもおすすめです。

ストレスマネジメントで部下のメンタルヘルス不調を防ぎたい方、職場環境の改善を目指す企業様も、どうぞお気軽に東京ビジネスラボラトリーにご相談ください。

まとめ

ストレスマネジメントは誰でも習得でき、職場環境を改善するだけでなく、パフォーマンスの維持や生産性の向上にも役立ちます。業種や規模を問わず、どのような職場でも実践できるため、ぜひ取り入れてみてください。

外部のメンタルサポートや企業研修を利用するのも、賢い選択です。業務負担を減らして、部下や従業員のメンタルヘルスの不調を防ぎましょう。